個人的に特に思い出に残っている幸宏さんのライブ5つ(+YMOのライブ)

前回のブログで幸宏さんの”Saravah Saravah!”完全再現ライブのことを書いていた時、そういえば自分は幸宏さんのライブをいろいろ見てきたなと昔の思い出に浸っておりました。

幸宏さんのお誕生日にあたる本日は、自分がとりわけ印象に残っている幸宏さんのライブについて書いてみたいと思います。

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その1:WILD & MOODY TOUR (1984年)

自分にとって一生忘れられない幸宏さんのライブは、何と言っても1984年のWILD & MOODYツアーです。なぜならこれが初めて見に行った幸宏さんのライブだったから。ちなみに当時小学校低学年でした

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チケットの抽選に当たったので、母(YMOでは幸宏派)と一緒にNHKホールに見に行きました。ツアー最終日の公演だったので、細野(晴臣)さんがゲストで登場して嬉しかった。

スタジオアルバム版よりもロック寄りのアレンジになった”Murdered by the Music”のかっこよさ、「WILD & MOODY」のアルバムとは違う曲順で演奏された収録曲、幸宏さんのボーカルが聴けたライブ版の”Helpless”のカヴァー、YMO時代の曲(”中国女”、”Day Tripper”、”CUE”)、子ども心に感動したものです。ステージをエネルギッシュに動き回る立花ハジメさんの演奏も忘れられない。

幸宏さんに限らずいろんなライブを見てきましたが、人生で一番楽しかったのはこの時のライブだったと思います。それはたぶん、これからも変わることはないでしょう。母もこの時の幸宏さんのライブが一番好きだと言っています。

その母は1980年代に自分以上に幸宏さんのライブを見に行っていましたが、360度回転するドラムセットが曲の途中で止まって、幸宏さんが後ろを向いたままドラムを演奏する羽目になった公演を見に行ったことがあるのだとか。「いつの公演で、何の曲を演奏していたかは忘れた」とのこと(インスト曲だったらしい)。

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高橋ユキヒロ LIVE 2018 “Saravah Saravah!”のBlu-rayを購入しました。

幸宏さんのデビューアルバム”Saravah!”完全再現ライブのブルーレイを買いました。

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買ったからには映像を見て画質について書くべきなのでしょうけれども、これが自分にとって最後に観た幸宏さんのライブになってしまったので、正直なところ今の時点ではまだ映像を観るのがつらいです。たぶんブルーレイでライブの映像を鑑賞するのはもうしばらく経ってからになると思います。後述のライブ盤に同梱のDVDでは何度も観ていたし、2019年9月の幸宏さんと林立夫氏のトークイベントにも行ったのですが。

観る気が起きないのになぜブルーレイを買ったんだと思われそうですが、いつか気持ちの整理がついた時、幸宏さんの音楽を聴いて幸せだった頃を振り返りながらライブの映像を観る日が来るだろうと思ったからです。
その頃になってブルーレイを買おうと思っても品切れになっている可能性が大なので、せめて製品だけでも手に入るうちに買っておこうと考えたのでした。
ちなみにブルーレイに同梱のブックレットに載っている幸宏さんとKYONさん、佐橋さんの鼎談はCD+DVD盤のものと同じでした。

“Saravah Saravah!”のライブ盤は2019年に購入済みで、幸宏さんが亡くなるまでは毎週のように聴いていました。こちらも亡くなってからは聴くと悲しくなるのでちゃんと聴けていません…。試しに”Elastic Dummy”を聴いたら、胸が締め付けられるような感覚になったので、たぶんまだアルバムをフルには聴けない気がします。

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YUKIHIRO TAKAHASHI LIVE 2018 SARAVAH SARAVAH! [CD+DVD]- TOWER RECORDS


このライブ盤が出た時も「なぜ同梱の映像ソフトはブルーレイじゃなくてDVDなのか」という声も多かったような記憶があります。いずれブルーレイでリリースする予定が当初からあったのか、幸宏さんが亡くなったので追悼の意味で急遽リリースすることになったのか、末端リスナーの自分には分かりませんが。

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『ギルバート・グレイプ』のスコア盤を購入した話

先日La-La Land Recordsから1,000枚限定でリリースになった『ギルバート・グレイプ』(93)のスコア盤を購入しました。

スコア作曲はアラン・パーカーとビョルン・イスファルト。当然のことながら映画監督のアラン・パーカーとは同姓同名の別人。ドノヴァンの”Hurdy Gurdy Man”やウォーカー・ブラザーズの”No Regrets”、デヴィッド・ボウイの”1984″などでギターを弾いているというセッションギタリスト兼作曲家です。

『ギルバート・グレイプ』は1990年代当時スターチャンネルか何かで観た時、エンドクレジットの音楽を聴いて「すごくいい曲だな」と思い、サントラ盤が出ていないかCDショップを探し回ったものです。

当時はインターネットもやっていなかったのでサントラリリース情報も限られており、映画雑誌のリリース情報を確認するかあるいは映画のエンドクレジットを確認するか、自分で実際に店頭を見て回るしか方法がなかったのですね。

結局サントラがリリースされていないと分かり、「こんないい曲なのに勿体ないな」とか、「限定盤でいいからいつかリリースされないかな」と思っておりました。
そうしたところ、映画製作から30周年の節目にようやくサントラが発売になったと。全世界1,000枚限定だから決してプレス枚数は多いとは言えないので、購入を検討されている方は早めのご決断を。

What’s Eating Gilbert Grape – Music from the Motion Picture (TOWER RECORDS)

2023年6月9日追記:ランブリング・レコーズさんが輸入盤の国内流通を手掛けるようなので情報追加しました。

ギルバート・グレイプ 全世界1000枚超限定盤サウンドトラック【輸入盤国内仕様】 – amazon
オリジナル・サウンドトラック ギルバート・グレイプ<限定盤> – TOWER RECORDS

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ジェームズ・ホーナーの旧作サントラをいろいろ購入した話(『48時間』『48時間PART2 帰って来たふたり』『不法侵入』)

先日午後のロードショーで『コマンドー』(85)の放送があった頃、「そういえばジェームズ・ホーナーの初期作品でまだ買ってないタイトルがあったな」と思い、この機会に「気になってたけど諸般の事情で購入を先送っていたサントラ」をまとめ買いしました。

その1:『48時間』(82)拡張盤サントラ

Intradaから昨年発売になっていた『48時間』の拡張盤サントラ。
本編で使われたホーナーのスコア9曲のほかにザ・バスボーイズの歌曲が4曲、スコアの別バージョン3曲、アイラ・ニューボーンの”Torchy’s Boogie”、ラルフ・グリーソンの”Saratoga Blues”を収録した全18曲。収録時間58分45秒。

ちなみにこちらのサントラは『タイタニック』(97)の25周年3Dリマスター上映があった頃に買いました。

アクションコメディということで、ホーナーもどのようにしてスコアに”コメディ”の雰囲気を出すか工夫したらしい。その結果、オーケストラにジャズ/フュージョン系のサックスとリズム、スティールパンの演奏を加えた独特な音楽が出来上がったのでした。
メインテーマのソプラノサックスの旋律と、太くうねるグルーヴ感のあるベースがなかなかよい感じ。都会が舞台のアクションでスティールパンがペンペン鳴るという奇妙な音楽が面白い。『コマンドー』の原点的な作品とも言えるでしょう。あとザ・バスボーイズのロックンロール調の歌曲がノリノリで良かったです。

48 Hrs. Music From The Motion Picture (TOWER RECORDS)

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BANGER!!!で書いた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』音楽紹介コラムの補足的なお話

以前『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作(85/89/90)の地上波放送があった頃に当方のブログで書きましたが、ワタクシはIntradaとVareseからリリースになった『BTTF』のスコア完全盤サントラを所有しております。

ただスコア盤を3作揃えて悦に入るだけではなくて、仕事に還元するのが映画音楽ライターとしての矜恃ではないかと思いまして、5月のムービープラスでのシリーズ一挙放送を機に、BANGER!!!で音楽コラムを書かせて頂きました。

映画音楽ウラ話『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 ゼメキスが信頼した音楽家とは?「魅惑の深海パーティー」トリビア解説も | https://www.banger.jp/movie/95883/

主題歌/挿入歌のトリビアは有名なので、個人的にはアラン・シルヴェストリの略歴と彼の音楽に絞ってディープにご紹介したいと考えておりました。
しかしこういう映画コラムというのは、「皆さんが既に知ってることもあえて書かないといけない」という側面もあるので、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースやZZトップの主題歌や”Johnny B. Goode”の小ネタもあれこれ書かせて頂きました。

その結果、シルヴェストリの音楽について文字数の都合で書けなくなってしまったネタも出て参りましたので、当方のブログで補完させて頂きます。

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