『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のダニー・エルフマンの音楽はかなりいいと思う。の巻

fifty shades of grey

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(15)は公開2週目ぐらいに映画館に観に行ったのですが、
確かその頃は『シグナル』(14)と『ジョン・ウィック』(14)のライナーノーツ執筆の準備で忙しくて、
ブログで何も書かないまま時が過ぎてしまったのでした。
しかし最近になってDVDレンタルが始まったので、
せっかくだからこのタイミングで以前書こうと思っていたことを書かせて頂きます。

まぁ映画本編は観る前から「女性目線の『ナインハーフ』(86)的な感じ?」と思っていたので、
ほぼ当方の予想通りの内容&結末でありましたが、
自分はダコタ・ジョンソン目当てで観に行ったので特に不満はありません。

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『リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン』の音楽が何となく80年代風だった件。

revenge of the green dragons

DVD/ブルーレイのリリースまで待ってもよかったのですが、
先日フォーラム仙台で『リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン』(14)を観てきたのでした。
(”先日”と言っても結構前の話になってしまいましたが…)

2015年になって、こんな問答無用にバイオレントでカオスでイカレたアジアン・ギャングが主役のアメリカ映画が観られるとは思いませんでした。
『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』(85)とか『NYPD 15分署』(99)とかの世界観でしょコレは。
しかもマーティン・スコセッシとかマイケル・チミノとかオリヴァー・ストーンだったら、
2時間半とか3時間かけて描きそうな内容を、
たった95分くらいで描いてしまうというアンドリュー・ラウ監督のパワフルかつ荒削りな演出。
いろんな意味で凄かった。
スコセッシは製作総指揮を担当しているので、
レイ・リオッタが特別出演しているというのが個人的には胸アツでした。
しかも今回は悪党ではなく、仕事熱心なFBI捜査官役。
この配役が何か嬉しい。
レイ・リオッタを善人役で観たのは久しぶりな気がしますね。。

で、ワタクシ何でこの映画をわざわざ劇場に観に行ったかと申しますと、
スコセッシ製作総指揮だから&レイ・リオッタが出てるからという理由もありますが、
最大の理由は「マーク・キリアンの音楽が結構面白かったから」なのであります。

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『ジョン・ウィック』サントラ盤に集結したアーティストをざっくり紹介させて頂きますの巻

john_wick

日本公開を待っている間に続編製作にゴーサインまで出てしまった、
キアヌ・リーヴス主演最新作『ジョン・ウィック』(14)。
劇場公開までようやく3ヶ月を切りましたが、
以前もブログでお伝えした通り、
サントラ盤はランブリング・レコーズさんから国内盤が3月末に既に発売済みなのであります。

関連記事:
『ジョン・ウィック』は10月公開だけど、それまでサントラ盤を聴いてじっと待ちましょうの巻

国内盤にライナーノーツを書かせて頂いた身と致しましては、
製品をきちんと宣伝する義務もありますし、
何より映画ファンの皆さまの『ジョン・ウィック』への関心を公開日まで維持しなければいけませんので、
そろそろ『ジョン・ウィック』のネタをまた投稿しようと思った次第です。

2回目となる今回は、
サントラ盤に楽曲を提供したアーティストをざっくりご紹介させて頂こうかなと。

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『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』の主題歌をみんなで歌おう!の巻

サントラ盤は盤面もピクチャーレーベル仕様で豪華な造りです。
サントラ盤は盤面もピクチャーレーベル仕様で豪華な造りです。

仕事でライナーノーツ原稿を書き終わっても、
未だに繰り返し聞いている『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』(15)のサントラ盤。
製品のほうは本日発売!ということで何度も申し上げますが、
アイラン・エシュケリの音楽が楽しくて、メロディアスで、ハートウォーミングでとってもステキ
そして主題歌の”Feels Like Summer”が絶品なのであります。
個人的には今年のアカデミー賞最優秀歌曲賞に選出されてほしいぐらい。

 

さてその”Feels Like Summer”なのですが、
ひつじのショーンの英語版公式アカウントがYouTubeにミュージックビデオをUPしていて、
なおかつ歌詞まで公開してくれているのでした。

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映画『ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』のサントラ盤にあの曲・この曲を補完しよう!の巻

shaun the sheep

というわけで前回に引き続き、
『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』(15)の音楽についてのお話です。

関連記事:
主題歌収録してます!『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』のサントラ盤

サントラ盤にはアイラン・エシュケリのオリジナル・スコアのほかに、
エシュケリ書き下ろしのボーカルナンバーを4曲収録しているのですが、
劇中では既存のポップ・ミュージックを他にも9曲くらい使っておりまして、
まぁそちらは権利の都合でサントラ盤には入れられなかったと。
しかしあの場面で使われたのは誰の何という曲なのか気になる方もいるかと思いまして、
ワタクシ試写の際にエンドクレジットで確認して参りました。
なのでとりあえず当方で確認できたものだけでもリストアップしていこうと思います。

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