ポール・ウォーカー最後の出演作となった、
『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)を鑑賞。
何だか以前もこんなことを書いたような気もしますが、
このシリーズも1作目からずいぶん遠いところに来てしまったなぁ…というのが正直な感想です。
かつてLAで違法ストリートレースと強盗稼業に明け暮れていた連中が、
今や世界を股にかけて巨悪と戦うヒーロー軍団に。
相手が元イギリス特殊部隊員だろうがテロリストだろうが臆することなく真っ向勝負。
(そして苦戦しつつも勝ってしまうという…)
音楽が同じブライアン・タイラーだし、
ジェイソン・ステイサムとロンダ・ラウジーが出ていることも手伝って、
何だか『エクスペンダブルズ』のスピンオフ映画を観ているような錯覚になってしまいました。
まぁ超弩級アクションを景気よくドッカンドッカン見せてくれるし、
フツーに面白いからいいんですけど、
もはや1作目の「ストリートレースの世界を描いたカーアクション映画」というカラーは皆無に等しい。
ストリートレースを真面目にやっていたのは3作目の『TOKYO DRIFT』(06)まででしたね…。
まぁシリーズの方向性についてはいろいろ思うところがあるのですが、
ブライアン・オコナー=ポール・ウォーカー最後の勇姿を見届けることができたので、
個人的にはそれでOKなのであります。