『男と女』、そしてピエール・バルー氏の思い出

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2016年は有名ミュージシャンの訃報が続いた年でしたが、
年の瀬になってピエール・バルー氏の訃報まで聞くことになるとは…。

先日チネ・ラヴィータで『男と女』(66)のデジタル・リマスター版を観て、
「ああ、やっぱりこの映画はいいなぁ」と余韻に浸っていただけに、
この知らせはショックが大きすぎますね…。

 

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2016年のごく私的サントラ・トップ10を選んだら、原稿締め切り日の朝みたいになっちまったの巻

今年も残すところあと僅かということで、
サントラブログの締めくくり的なネタを投稿させて頂きたいと思います。
なおブログタイトルの元ネタは、ボビー・ギレスピー選曲のコンピ盤のアレです。

映画音楽ライターであるところのワタクシが選ぶ、
ごく私的な音楽のよかった今年の映画(=サントラ盤)10選ということで、
「今年」というのをどう定義すべきか毎年悩むのですが、
「2016年に日本で公開になった映画」
…とさせて頂きたいと思います。
それゆえ海外では2015年公開だった作品が入っていたり、
逆に海外では今年公開されたけど、
日本では来年公開の映画は入っていなかったりしますが、
その点は何卒ご了承下さい。

 

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先週買ったサントラ盤/『ビバリーヒルズ・コップ』1&2と『フレンチ・コネクション』2枚組コレクション盤

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La-La Land Recordsの12月の目玉商品、『ビバリーヒルズ・コップ』(84)と『ビバリーヒルズ・コップ2』(87)の完全版サントラ(ハロルド・フォルターメイヤーのスコア+ボーカルコンピ盤の歌モノを収録)、そして『フレンチ・コネクション』シリーズの2枚組完全盤、その名も『フレンチ・コネクション・コレクション』を買いました。

当初はタワーレコードオンラインで予約して買おうかなと考えていたのですが、La-La Land Recordsの直販で『ビバリーヒルズ・コップ』の1と2のサントラをまとめ買いすると5ドル割引になるということだったので、「それなら送料込みでも若干合計金額が安くなるのでは?」と思いまして、今回はレーベル直販で買わせて頂きました。

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悲しみ、憎しみ、そして虚無。 『手紙は憶えている』の音楽が描くもの(マイケル・ダナ名作選)

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先週、『手紙は憶えている』(15)を観てきました。
何というか…「すごいものを観てしまったな」というのが率直な感想です。

日本版の映画の公式サイトやチラシで「ラスト5分の衝撃」という”余計なお世話”な煽り文句が躍っておりますが、
この映画の場合「あんた この復讐をどう思う」というテーマがあまりにも強烈すぎて、
オチが読めたとか読めないとか正直どうでもよくなります。
アトム・エゴヤン監督と言えば、
「この世には 決して癒えない 傷もある」というテーマを描き続ける映像作家でありますが、
今回の『手紙は憶えている』は他人の脚本にもかかわらず、
物語を完全に自分の色に染め上げておりましたね…。

さてこの映画、
何を書いてもネタバレになりそうなので、
ストーリー分析とか感想は割愛。
ここではいきなり音楽について書かせて頂きます。

 

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弊社的今年のクリスマスケーキ選び in 仙台

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月日の流れは早いもので、
来週末はもうクリスマスイブなわけですが、
皆さまはクリスマスケーキの予約はお済みでしょうか?

ワタクシはイベントには無頓着なタイプなので、
クリスマスだからと言って特に何かするわけでもないのですが、
せっかくだからケーキくらいはちょっとスペシャルなものを頂こうかなと思い、
今年は凝ったクリスマスケーキをオーダーしてみることにしたのでした。

 

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