ウィリアム・フリードキン監督が放つ異色スリラー『KILLER JOE』(12)が、
『キラー・スナイパー』なる珍妙な邦題でDVDスルー。
この映画、スナイパーなんか出て来ません。
タイトルロールの悪徳警官ジョー(マシュー・マコノヒー)も狙撃銃なんか持たないし、
そもそもガンアクション・シーンもありません。
多くの人が「何でこんな邦題になったんだよ!」と憤慨している事と思いますが、
たぶん配給会社が、
「何か地味な映画だから、タイトルを”キラー・スナイパー”にして、
アクション映画と間違えて借りられるようにしてしまえ」
…と考えたのではないかと思われます。
ちなみに『KILLER JOE』は、トレイシー・レッツ(『BUG/バグ』(06)の原作者)の戯曲を映画化した作品です。
観ていて「地味」と思ったら、それは「舞台劇が原作だから」という事なので念のため。