『ワイルド・スピード SKY MISSION』でブライアン・オコナーの”旅立ち”を見届けて参りました…。

furious7_03

ポール・ウォーカー最後の出演作となった、
『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)を鑑賞。

何だか以前もこんなことを書いたような気もしますが、
このシリーズも1作目からずいぶん遠いところに来てしまったなぁ…というのが正直な感想です。

かつてLAで違法ストリートレースと強盗稼業に明け暮れていた連中が、
今や世界を股にかけて巨悪と戦うヒーロー軍団に。
相手が元イギリス特殊部隊員だろうがテロリストだろうが臆することなく真っ向勝負。
(そして苦戦しつつも勝ってしまうという…)
音楽が同じブライアン・タイラーだし、
ジェイソン・ステイサムとロンダ・ラウジーが出ていることも手伝って、
何だか『エクスペンダブルズ』のスピンオフ映画を観ているような錯覚になってしまいました。
まぁ超弩級アクションを景気よくドッカンドッカン見せてくれるし、
フツーに面白いからいいんですけど、
もはや1作目の「ストリートレースの世界を描いたカーアクション映画」というカラーは皆無に等しい。
ストリートレースを真面目にやっていたのは3作目の『TOKYO DRIFT』(06)まででしたね…。

まぁシリーズの方向性についてはいろいろ思うところがあるのですが、
ブライアン・オコナー=ポール・ウォーカー最後の勇姿を見届けることができたので、
個人的にはそれでOKなのであります。

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遅ればせながら祝DSDリマスター盤発売! 『アイアンマン』はストーリーも音楽も1作目が一番好きですの巻

iron man

先週『パーソン・オブ・インタレスト』のサントラ盤のことを書いたので、
今月はラミン・ジャワディ強化月間ということにして、
彼の作品についていくつか書かせて頂きたいと思います。

今回はもうブログタイトルそのまんまなんですけど、
ワタクシ『アイアンマン』シリーズは2008年の1作目が一番好きなのであります。
前も書きましたが2作目はエピソードをいろいろ詰め込みすぎてドラマが浅いし、
何よりミッキー・ロークの扱いがヒドすぎる(特に後半)。
3作目は中国市場を露骨に意識した内容が気になって何だか話に乗っていけない。
その点1作目は、ストーリーが(いい意味で)シンプルで、
キャラクターの行動や性格づけがブレていないのが素晴らしい。

『ダークナイト』3部作のブルース・ウェインや、
『パーソン・オブ・インタレスト』のハロルド・フィンチの系譜に連なる、
「豊富な資金を悪との戦いに注ぎ込む大富豪」というトニー・スタークのキャラはやはり清々しい。
トニーとオバディア・ステインの関係を、
モーツァルトとサリエリに見立てた脚本もいいですね。
オバディアがサリエリのピアノ協奏曲(ラルゲット)を弾くシーンがあるので、
まぁ恐らくそういう解釈で合っていると思いますが。

で、音楽ネタついでにオリジナル・スコアの話になるわけですが、
『アイアンマン』シリーズは1作目がラミン・ジャワディ、
2作目がジョン・ファブロー監督のお気に入りのジョン・デブニー、
監督がシェーン・ブラックに代わった3作目が、
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(13)のブライアン・タイラーと、
続編が作られる度に作曲家が交代しましたが、
やっぱりいま聴いてもジャワディさんの1作目の音楽がベストではないかと確信しております。

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祝DSDリマスター! 今こそ『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の音楽を再評価しようじゃないか!の巻

tokyo drift

前回「ブライアン・タイラーの大運動会開催中!」とブチ上げたので、
せっかくだから今回もタイラーさんのサントラ盤について書きたいと思います。
今回は大運動会の徒競走部門、
ランブリング・レコーズさんの熱血企画「傑作サントラ50タイトル DSDリマスター再発売」の中から、
『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(06)をピックアップさせて頂きます。

この『TOKYO DRIFT』は公開当時こそあーだこーだ言われましたが、
今となってはシリーズのターニングポイントになった作品だったように思います。
まずシリーズで最も興行成績が低かったにもかかわらず、
監督のジャスティン・リンはシリーズの「顔」になったこと。
まぁこれは「スター不在の続編でよくこれだけ稼いでくれた」ということだったと思われます。
事実『ワイルド・スピード MAX』(09)から『MEGA MAX』(11)、『EURO MISSION』(13)まで、
リンが監督した続編は興行成績も右肩上がり。
ジェームズ・ワンに監督交代した7作目も多分ヒットするでしょう。
リンが友達のサン・カン(ハン役)を出演させたいがために、
シリーズの時間軸がおかしくなった(続編が『TOKYO DRIFT』より前の話になった)のも、
この3作目からでした。

そして音楽の面でのターニングポイントといえば、
『TOKYO DRIFT』から作曲家がブライアン・タイラーに固定されて、
この作品以降のシリーズでスコア盤がちゃんとリリースされるようになったことが大きい。
(ルーカス・ヴィダルがタイラーの代打に立った『EURO MISSION』はスコア盤未発売だったけど)
1作目も2作目も既存のポップ・ミュージックが幅を利かせていて、
BTやデヴィッド・アーノルドのスコアは存在感が全くなく、
「何となく鳴ってるだけ」というぞんざいな扱いを受けていたのですが、
『TOKYO DRIFT』からはオリジナル・スコアを要所できっちり聞かせるようになったのでした。

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ブライアン・タイラーの大運動会開催中!次の種目は『エクスペンダブルズ3』だ!の巻

the expendables3

数年前、「スナイプスの大運動会」というウェズリー・スナイプス主演作の一挙上映企画がございましたが、
『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(14)にもウェズリーが出ているので、
『エクスペ3』のサントラ盤を紹介させて頂くにあたって、
「大運動会」というフレーズをありがたく使わせてもらいました。

わざわざこのブログに来て下さっている方には説明不要かと思いますが、
ブライアン・タイラーというのは映画音楽家でございます。
『アイアンマン3』(12)とか『ワイルド・スピード』シリーズとか、
アクション映画の音楽製作を手掛けるアツい男です。

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タイラー・ベイツのスコアも聴いて下さい! 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のサウンドトラック

guardians of the galaxy

先日『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(14)を観てきました。
いやーなかなかの映画でございました。
グルートがあんなカワイイ奴だとは思いませんでしたねー。
そっち系のキャラはアライグマのロケットが担当かと思ってましたが、
グルートのつぶらな瞳に胸キュンです。

映画冒頭の少年時代のピーターと病床の母との別れのシーン。
普通ならしんみりとする所なのですが、
ピーターのおじいちゃん役がグレッグ・ヘンリーで大笑い。
この人、ジェームズ・ガン監督やブライアン・デ・パルマ監督の常連俳優でして、
『スリザー』(06)の町長さんとか『スーパー!』(10)の刑事役、
デ・パルマ映画だと『ボディ・ダブル』(84)とか『ファム・ファタール』(02)に出てますね。
一番有名なのは『ペイバック』(99)かなー。
あの「ハバ・ハバ」とか言ってた裏切り者の悪党。
イカツイ顔でなかなか面白い芝居をする人です。

そして『スリザー』のカール博士の電話の声、
『スーパー!』の神の声に続いて、
今回もロブ・ゾンビが声の出演をしているのも見逃せない。
ちなみに今回はラヴェジャーズのナビゲーター役でした。
いっそのことラヴェジャーズの仲間役で出演すればよかったのにとも思いますが(違和感ないし)。

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