2016年のごく私的サントラ・トップ10を選んだら、原稿締め切り日の朝みたいになっちまったの巻

今年も残すところあと僅かということで、
サントラブログの締めくくり的なネタを投稿させて頂きたいと思います。
なおブログタイトルの元ネタは、ボビー・ギレスピー選曲のコンピ盤のアレです。

映画音楽ライターであるところのワタクシが選ぶ、
ごく私的な音楽のよかった今年の映画(=サントラ盤)10選ということで、
「今年」というのをどう定義すべきか毎年悩むのですが、
「2016年に日本で公開になった映画」
…とさせて頂きたいと思います。
それゆえ海外では2015年公開だった作品が入っていたり、
逆に海外では今年公開されたけど、
日本では来年公開の映画は入っていなかったりしますが、
その点は何卒ご了承下さい。

 

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あの「20世紀フォックス映画 75周年記念盤」がDSDリマスタリングで再登場しましたの巻

20thcenturyfox

映画会社20世紀フォックスの75周年を記念して、2010年にVarese Sarabandeからリリースされた3枚組の企画盤、「20th Century FOX: 75 Years of Great Film Music」。
先日ランブリング・レコーズさんから国内盤がリリースされました。
75周年からさらに6年経っての国内盤リリースなので、ある意味80周年記念盤という感じでもありますね(正確には81周年ですが細かいことは気にしない)。

日本サントラレーベルの良心・ランブリング・レコーズさんですから、もちろん輸入盤にオビをつけただけの再発売なんてものではありません。
「サウンドトラック傑作選50」や「サウンドトラック名作選35」でおなじみになった、DSDリマスタリングによる音質向上を行っているのです。
ディスク3枚組で3,000円(+税)だから、1枚1,000円。
ディスク1枚に20曲前後収録しているので、1曲50円の計算になりますね。
しかもリマスター音源。なかなかのお得感ではないでしょうか。

…で、国内盤をリリースするからということで、先方からワタクシにライナーノーツの執筆依頼が来まして、僭越ながらあれやこれやと音楽紹介/作曲家紹介を書かせて頂きました。

 

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『レジェンド 狂気の美学』のサントラ盤を検証してみたの巻

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60年代スウィンギン・ロンドンを舞台に、
トム・ハーディが双子のギャングスター・クレイ兄弟を演じる『レジェンド 狂気の美学』(15)。

トム・ハーディは『レイヤー・ケーキ』(04)を観て以来好きな俳優だし、
懐メロがガンガン流れる系のギャング映画というのはどストライクな内容なので、
普段だったら映画を観る前にサントラ即買い!…というパターンだったのですが、
今回はやや逡巡した末での購入となりました。

…と申しますのもサントラ盤のジャケットに、
“FEATURING MUSIC FROM AND INSPIRED BY THE FILM”と書いてありまして、
「え~?『レジェンド』のサントラはインスパイア盤的な内容なの~?」
という感じでちょっと購入を躊躇してしまったんですよね。。

 

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今年のアカデミー賞について思っていることあれこれ。

room

明日は第88回アカデミー賞授賞式ですが、
今回は『ルーム』(15)のブリー・ラーソンが主演女優賞を獲って、
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)が技術部門を中心に4、5個くらい賞を獲って、
『クリード チャンプを継ぐ男』(15)でスタローンが助演男優賞を獲ってくれれれば、
あとはどんな結果でも全然OK、という感じです。

 

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Film Music Magazineが選ぶ2015年のベスト・フィルムスコア10選

chappie

映画音楽専門誌…というか、
映画音楽情報サイトのFilm Music Magazineが、
今年のベスト・フィルムスコアを10タイトルと、
The Runners-Upの作品を10タイトル、
注目すべきニューカマーの作曲家を選出していました。

http://www.filmmusicmag.com/?p=15503

専門サイトの作品選びというのは往々にして過度にマニアックだったり、
映画音楽通を気取った感じのものだったりもするのですが、
ここのサイトのトップ10はサントラビギナーにも優しい作品が並んでいて、
ワタクシの感覚とも割と合ってるセレクトになってましたねー。

 

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