『キャプテン・フィリップス』の気になる出演者を(可能な限り)総チェック!

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パンフでどこまでフォローされているか分かりませんが、
『キャプテン・フィリップス』(13)のキャストについて、
思いつく限りの事をあれこれ綴ってみようと思います。

まずトム・ハンクスですが、
本当に今回のフィリップス船長役はこの人の新境地というか、
今まであまり見た事のない演技だったように思います。

今まで自分が観てきたトム・ハンクスの出演作を振り返ってみると、
確かに巧い演技をしているのだけれども、
どこかに「トム・ハンクス印」というような一種のオーラが感じられて、
(愛嬌とか茶目っ気とか、どこか人好きするような要素)
「トム・ハンクスがキャラクターを演じている」というような印象があって、
ああ、やっぱりこの人は「映画スター」なんだなと思っていました。
ポール・グリーングラス監督との相性もどうなのかな、とも思いました。

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感動作?いやいや『キャプテン・フィリップス』は限定空間型サスペンスとしても優れた映画です

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『キャプテン・フィリップス』(13)の内覧試写を見たのは9月の最終週。
その後アメリカで劇場公開され絶賛の嵐、
そして東京国際映画祭のオープニング上映があり、
一般試写があり、今月29日からいよいよ全国ロードショー。
そろそろ何か書いた方がいいんじゃないかと思ったので、書きます。

この映画は2009年にソマリア海域で起きた、
海賊によるアメリカ貨物船襲撃及び船長の人質事件を描いた作品なのですが、
実話を元にした物語でサスペンスを作るとなると、これがなかなか難しい。

なぜなら、結末が既に分かっているから。

この映画も、トム・ハンクス演じるリチャード・フィリップス船長が、
「乗組員の代わりに自分が人質になって、奇跡の生還を果たした」
…という”事実”が既にあるわけで、
劇中でフィリップス船長が絶体絶命の危機に陥っても、
本来ならば安心して観ていられるはずなのです。

が、しかし。

この映画、結末が分かっているはずなのに、ものすごくスリリングです。
観ている最中、手のひらに嫌な汗が浮かぶぐらいの緊張感を強いられます。
海賊の船内捜索のシーンなんて、観ていて息苦しくなるほど。

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ROXY MUSICと私

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ROXY MUSIC the complite studio recordings

ロキシー・ミュージックのアルバムは全部持っているのに、
シングルB面&オルタネイティブ・アレンジ音源集の誘惑に負けて、
ついつい買ってしまった10枚組ボックスセット。
購入価格5,000円強。
アルバム1枚600円弱という計算になります。
何てお買い得なんでしょう。
歌詞カードがついてなくても問題なし。
旧譜は全部歌詞・対訳つきの日本盤で持ってますので。

それにしても『アヴァロン』(82年)は1,890円の再発盤、
HDCDリマスター盤、
10年前に新星堂カルチェ5仙台店でひっそり売られていたSACD盤まで持ってるのに、
今回のボックスセットで4枚目です。
我ながら何やってんだろうと思いましたが、
ロキシー(とブライアン・フェリー)が大好きなのです、私。

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迷い猫エンジョイザライド

toby the cat

先日ツイートした内容を拡大版でお送りします。
弊社のエリオットさん(Eliot Lewis)が最近猫を飼い始めました。
名前はTobyくん。

エリオットさん曰く「迷い猫だったのを保護してあげた」との事で、
これまでにも8匹の迷い猫を保護してあげてきたのだとか。
(”Strays”という表現だったので、犬もいたかもしれません)
自分で飼う事もあれば、よい里親を見つけてあげる事もあったそうです。

エリオットさんと奥様になつくまで数ヶ月かかったものの、
今ではすっかりくつろいで、
自宅スタジオのバスドラムの中がお気に入りの場所になったらしい。

いやー微笑ましいですね。
Tobyくんにはくれぐれも楽器にツメを立てないで頂きたいですが…。

eliot_live

というわけで、猫好きのナイスガイ、
エリオットさんのアルバムを引き続きよろしくお願い致します。
(下記リンクやブログ右横のAmazonのリンクからお買い求め頂けます)

 

Daryl Hall & John Oates 関連商品 好評発売中!

■Eliot Lewis / 6 & One
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Like the Weather - Charlie DeChant

『フッテージ』の音楽がブキミすぎていろいろヤバい。

sinister

『クロッシング』(08)のイーサン・ホーク主演、
『エミリー・ローズ』(05)のスコット・デリクソン監督によるオカルトスリラー『フッテージ』(13)を鑑賞。
処女作以降ヒット作に恵まれない、スランプ気味のノンフィクション作家エリソン。
引っ越し先の屋根裏部屋で見つけた8mmフィルムに映っていたものは……?

噂には聞いてましたが、ものすごく怖いですこの映画。
強烈なゴアシーンがあるとか、オチが強烈とか、
暗闇から突然ドーーン!みたいな感じでビビらされるとか、
そういう怖さではなくて(3回ほど音でビックリしたけど:笑)、
何というか…生理的嫌悪感をもよおすような、
不気味で不吉で薄気味悪い、悪夢的な描写が頭から離れない映画です。
まさに「くらいよーせまいよーこわいよー」的世界観。
8mmフィルムの映像も気味悪いったらありゃしない。

果たしてこの映画の結末やいかに。
現実的な結論に持っていくのか?
それともオカルト的な結論に持っていくのか?
あるいは「犯人は実は自分でした」的なオチに持っていくのか?
まぁそれは観てのお楽しみという事で…。

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