『クリード 炎の宿敵』を観て、『クリード チャンプを継ぐ男』の音楽の構成がよく分かったという話。

新年一発目の映画はマスコミ試写会で観た某映画(←諸事情によりまだ言えない)だったのですが、映画館で観たのは『クリード 炎の宿敵』(18)ということになりました。

『クリード チャンプを継ぐ男』(15)はとてもいい出来だったし、
今回はイワン・ドラゴとの遺恨戦第2ラウンドを描くとなったら、
こりゃ期待しないのが無理でしょ!…という感じだったのですが、
いや~~いい映画でしたねこれ。
ワタクシは映画が始まってからずっとドラゴに感情移入して観てしまいましたよ。。

思えばワタクシは『ウォーリアー』(11)でもトム・ハーディ扮するトミーを応援していたし、「守るべきもののために戦う」キャラよりも「失うものは何もない」キャラに肩入れする傾向があるのかもしれません。
『ロッキー4/炎の友情』(85)の後、ドラゴが33年間どんな人生を送ってきたのか考えるだけでも泣けてくるのに、
映画のクライマックスで息子にとったあの行動ときたら…。
「それでいい、それでいいんだよドラゴ!」と心の中で叫んでいましたね。。(大袈裟?)

さて何だかよく分からないブログタイトルの件ですが、
今回の『炎の宿敵』を観て、前作『チャンプを継ぐ男』の音楽でモヤモヤしていた部分がいろいろクリアになりまして、
それについてちょっと書いてみようかなと思った次第です。

 

音楽担当はルドウィグ・ゴランソン。
ちなみにこれは英語読みということで、
母国語(スウェーデン)読みだとルートヴィッヒ・ヨーランソンという表記になるそうです。
まだ新しい作曲家なので、どっちの表記で固定になるかはまだ分からない感じですね。

 

今回は監督がライアン・クーグラーからスティーブン・ケイプルJr.に交代したものの、クーグラーは製作総指揮で作品に携わっているので、作曲家も無事続投になりました。

前作は『クリード』として一発目の作品だったから、
メインテーマは明確に提示されているからいいとして、
そのほかのメロディ(モティーフ)は「こういう解釈でいいのかな?」とイマイチ確信が持てなかったわけです。

例えばビアンカとのシーンで流れたメロディは、
『クリード』における「愛のテーマ」的な解釈で合っているのか?とか、
「Fighting Stronger」のメロディは、『ロッキー』で言うところの「Going The Distance」と解釈してOKなのか?とか、
「多分そうなんだろうけど、まだ断言はできないかなぁ」という感じで音楽を聴いていたんですね。

だけど今回の『炎の宿敵』を観ると、
前作で使われた主要なモティーフが再び使われているので、
その曲が使われたシーンからあれこれ考察してみると、
前作で見えてこなかった部分がクリアになってきたと。
そういう意味では前作以上に興味深く聴けるスコアに仕上がっていたなーと思います。
個人的にはドラゴのテーマが新しく作曲されていること最も胸が熱くなりました。

単なる敵役のための悪そうな感じのテーマ曲ではなくて、
祖国(ロシア)への複雑な思いと、
ドン底に突き落とされた男の悲哀、
それでもなお闘志は失っていないという力強さが凝縮されたようなメロディがたまらんです。

そういえば権利関係の都合か、ソングコンピ盤を買わせるための措置か分かりませんが、
『チャンプを継ぐ男』のサントラではテッサ・トンプソンの歌はボーカル部分がカットされていましたが(曲タイトルの横に”Interlude”と併記してあったやつですね)、
『炎の宿敵』のサントラでは”Time Tick”、”I Will Go to War”でテッサ姉貴のボーカルがちゃんと聴けます。やったぜ。
あとヴィンス・ステープルズ、ジェイコブ・バンクス、エイサップ・ロッキーの歌モノも収録されてます。

ワタクシ「BANGER!!!」の担当の方から「『クリード』について何か音楽コラムを書いて下さい!」と言われているので、詳しくはそちらの方で書かせて頂きます。
コラムがアップされるまで、今しばらくお待ちください。

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