Hills of Ireland

アルバム『ケルティック・ロマンス』の中から推し曲を挙げるとするならば、フツーは『処刑人』(99)で使われた”The Blood of Cu Chulainn”なのでしょうけれど、個人的にはアルバム2曲目の”Hills of Ireland”も結構好きだったりします。

アルバム1曲目の”Evensong”はいわゆる「イントロ」なので、”Hills of Ireland”が事実上の1曲目って事になります。アイルランドの丘を映した空撮映像のバックにこの曲が流れて、荘厳なナレーションがかぶさるイメージ。日本語吹替え版とかなら銀河万丈氏の声とか合ってそう(PCエンジンCD-ROM2版『イース』のノリ)。

IMAGICA BSでマイケル・ダナ&ジェフ・ダナが音楽を手掛けた『CAMEROT 禁断の王城』を放送してるし、タイミング的にもなかなかいい感じ。まー欲を言えば『CAMELOT』の放送開始とほぼ同時期に『ケルティック・ロマンス』を出したかったんですが、スケジュール的に無理でした。

なんやかんやで発売まであと1週間切りました。
『ケルティック・ロマンス』をよろしくお願いしますー。

Mychael Danna & Jeff Danna『A Celtic Romance』5/15発売!

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The Blood of Cu Chulainn

アルバム『ケルティック・ロマンス』で一番有名な曲といえばこれでしょう。
映画『処刑人』(99)で使われた”The Blood of Cu Chulainn”。
ちなみに”Cu Chulainn”は「クー・フーリン」と読みます。

『女神転生』シリーズのファンには「妖精属のアクマ」としておなじみのキャラクター。
(自分もファミコン版『女神転生』で知ったクチ)
“ゲイボルグ”という槍を自在に操るアイルランドの英雄です。

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A CELTIC ROMANCE

去年の暮れからせっせと作っていたマイケル・ダナ&ジェフ・ダナのコンセプト・アルバム『A Celtic Romance(ケルティック・ロマンス)』が遂に完成しました。

マイケル&ジェフとはかれこれ6,7年ほどお付き合いがあるので、以前から「レーベル始めたら何か一緒にやれるといいねぇ」「そうですねぇ」などと言っていたのですが、まさか本当に実現するとは。

こちらのアルバム、1998年リリース作品の”再販”という形になるわけですが、リイシューに伴って内容に一部変更があります。

■ジャケットデザインの総リニューアル
■ブックレットに掲載されていた小説『The Legend of Liadain and Curithir』のPDF化
(ダウンロードしてパソコンやスマホ、iPadで読めます)
■『The Legend of Liadain and Curithir』のダイジェスト日本語訳つき
(差し込み解説書裏面に掲載)
■マイケル・ダナ&ジェフ・ダナのメッセージつき

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Mychael Danna & Jeff Dannaの日本語サイトを作ってみた

dannabros

現在、『ケルティック・ロマンス』の5/15リリースに向けての準備の真っ最中(製品はもう出来上がってます)なのですが、先日アルバムの特設サイトを作ってみました。

https://www.marigold-mu.net/dannabros/

当初は「アルバムの特設サイト」というつもりで構成を考えていたのですが、何しろ彼らとは長いお付き合いなので、「もっとダナ兄弟の仕事を紹介したいなぁー」と思うあまり、マイケル・ダナ&ジェフ・ダナの公式日本語サイトみたいな作りになってしまいました。

マイケル・ダナとジェフ・ダナのフィルモグラフィーもまとめてあるので、結構便利なサイトになっていると思います。

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DRIVE – ドライヴ(音楽について)

drive

映画を観た人の中から、「サントラは出てないんですか?」という問い合わせが殺到している(らしい)『ドライヴ』(11)の音楽。確かに秀逸なサウンドトラックでした。

『ドライヴ』公式Twitterの人によると、サントラ盤は「権利問題で日本盤は無し」なのだとか(輸入盤とiTunesで入手可能)。音楽が話題になってる映画に限ってこういう状況とは、何とも勿体ない話。

権利の詳細は分かりませんが、そもそもLakeshore Recordsは日本のレコード会社とリリース契約してないから、これまでもLakeshoreのサントラはリリースされてなかったもんなぁ(どういうわけか『モンスター vs エイリアン』(09)だけはEMIから国内盤が出てたけど)。

で、今回のサウンドトラック。「レフン監督からの80年代ネオン・ノワール映画への解答」という感じで、ジョルジオ・モロダー的エレクトロ・ポップが実に巧い使われ方をしてました。

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