「愚者」の壁画に失笑。 低予算でデッカいテーマに挑んだホラー映画『キャビン』

the cabin in the woods

仙台でも『キャビン』(11)を劇場公開してくれたので観てきました。

「こいつはホラーの傑作だ!」という声もあれば、
「周りでいうほど大した映画じゃないぞ」という声もあって、
賛否半々という印象だったのですが、個人的には大当たり。
当方の期待以上に面白い映画でした。

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HGUC ハイザック

hi_zack01

小説版『機動戦士ガンダムUC/宇宙と惑星と』を読んでいたら、
何だか無性にハイザックを作りたくなったので速やかに購入。

「装備更新を終えた連邦軍が、お古の機体をジオン共和国軍に押しつけた」

…という設定の機体だったので、ティターンズカラーの緑ではなく、あえて地球連邦軍仕様のブルーのハイザックを購入。『機動戦士Zガンダム』で「ジムIIの残骸を踏んづけてバランスを崩したところを撃ち落とされる」というナイスなヤラレっぷりを披露してくれた、あのハイザックです。

連邦軍仕様と言っても、小説だと共和国軍に押しつけたのは「工場出荷状態のままの白無垢の機体」という描写があるので、厳密に言えば青いハイザックともちょっと違うのですが…。

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『Enjoy The Ride+Master Plan』製作ノート(その3)

masterplan

3/27発売のエリオット・ルイスのニューアルバム『エンジョイ・ザ・ライド+マスタープラン』の製作過程を振り返る、不定期連載コーナー。

今回は「なぜDisc 2が旧譜の『Master Plan』になったのか?」という事について書かせて頂きたいと思います。

新譜の『Enjoy The Ride』を2枚組でリリースするにあたって、エリオットさんの旧譜3タイトルの中からなぜ『Master Plan』が選ばれたのか。決め手となったのは収録曲のラインナップでございました。

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『ジャッキー・コーガン』のサントラ盤

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先日、花粉症で頭がボーッとなった状態でツイッターを眺めていたら、

「『ジャッキー・コーガン』のコンピレーション・アルバム発売決定!」
というようなツイートが流れてきて、

「へぇー、Lakeshore Recordsのサントラを国内盤としてリリースするレーベルさんが出て来たんだぁ」
…などとちょっと嬉しくなったのですが、完全に当方の早とちりでございました。

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今となってはレア盤の『スリー・キングス』オリジナル・サウンドトラック

three kings

ここしばらく新作映画のブログネタが滞り気味ですが、
それには理由がございます。

理由1:花粉症が酷くて2時間以上スクリーンを観ているのがキビしい。
理由2:観たい映画に限って郊外のシネコンでしか上映していない。
理由3:観たい映画に限って仙台で上映してくれない。

観たい映画はたくさんあるのに(あったのに)、
結局理由2と3のせいで『PARKER/パーカー』(13)や、
『ジャンゴ/繋がれざる者』(12)、『野蛮なやつら/SAVEGES』(12)も観られませんでした。
理由2と3は地方都市の映画事情において永遠の課題ですね…。

そんなわけで今回もちょっと前の映画のネタです。
かつてはキレやすい問題児、今やアカデミー賞ノミネート監督に成長(?)した、
デヴィッド・O・ラッセル監督作『スリー・キングス』(99)のサントラのお話。
映画の内容より、ジョージ・クルーニーがラッセル監督と殴り合いの大ゲンカをした事で有名になってしまった作品ですね。

この作品、劇場公開時にちゃんとサントラ盤が発売されました。
しかし一般のレーベルからは発売されておらず、
「CDNOWのプレス盤とiTunesの配信版のみのリリース」
という特殊な流通形式での発売でした。

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