『フッテージ』の音楽がブキミすぎていろいろヤバい。

sinister

『クロッシング』(08)のイーサン・ホーク主演、
『エミリー・ローズ』(05)のスコット・デリクソン監督によるオカルトスリラー『フッテージ』(13)を鑑賞。
処女作以降ヒット作に恵まれない、スランプ気味のノンフィクション作家エリソン。
引っ越し先の屋根裏部屋で見つけた8mmフィルムに映っていたものは……?

噂には聞いてましたが、ものすごく怖いですこの映画。
強烈なゴアシーンがあるとか、オチが強烈とか、
暗闇から突然ドーーン!みたいな感じでビビらされるとか、
そういう怖さではなくて(3回ほど音でビックリしたけど:笑)、
何というか…生理的嫌悪感をもよおすような、
不気味で不吉で薄気味悪い、悪夢的な描写が頭から離れない映画です。
まさに「くらいよーせまいよーこわいよー」的世界観。
8mmフィルムの映像も気味悪いったらありゃしない。

果たしてこの映画の結末やいかに。
現実的な結論に持っていくのか?
それともオカルト的な結論に持っていくのか?
あるいは「犯人は実は自分でした」的なオチに持っていくのか?
まぁそれは観てのお楽しみという事で…。

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『テルマ&ルイーズ』のスコア盤(追悼 ピート・ヘイコック)

thelma and louise

クライマックス・ブルース・バンドのギタリスト…というより、
個人的には映画『テルマ&ルイーズ』(91)での演奏が印象深いギタリスト、
ピート・ヘイコック(Pete Haycock)の訃報を先日某サイトで知りました。

享年62歳。
まだまだ第一線で活躍出来る年齢なのに、残念でなりません。

『テルマ&ルイーズ』はリドリー・スコット監督作品の中でもかなり好きな部類に入るのですが、
映画公開当時にリリースされたサントラ盤には、
ハンス・ジマーのスコアが1曲しか収録されておらず、
(マリアンヌ・フェイスフルやグレン・フライ、チャーリー・セクストンらの劇中使用曲をメインに収録)
テーマ曲”Thunderbird”以外のジマー/ヘイコックのスコアが聴けないのが悲しいところでした。

しかし映画公開から20年目の2011年に、
Kritzerlandというレーベルから1,200枚限定でスコア盤がリリースされました。
もう喜んで購入しましたね。。
てっきりオンラインで買ったかと思ったら、
ブックレットにタワーレコード新宿店のレシートが挟まってました。
どうやら東京出張中にタワレコ新宿店の店頭で買ったらしい。
いま思えば、このプレス枚数でよく店頭に在庫があったものです。

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HGUC アイザック(青の部隊カラー)

ewac zack01

ここ一年ほどずっと開封せずに「積み」状態だったHGUCアイザック。
素組みにスミ入れ+部分塗装でサクッと作ってしまいました。

当初は全塗装の練習も兼ねて、
コイツをグレーに塗って袖付き仕様風にしてやろうと思ったのですが、
(『機動戦士ガンダムZZ』でもエンドラIIにグレーのアイザックが配備されてたけど)
どんどん塗装を先送っている間に、
プレミアムバンダイ限定で袖付き仕様のギラ・ドーガ+アイザック+ガザCのパラオ防衛隊セットが出る事になってしまいました。
「それならそっちを買うからいいや」という事になり、
成形色の「青の部隊」カラーで作ってしまう事になった次第です。

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ルー・リードの音楽を教えてくれたのは映画のサントラだった

trainspotting

先日デザイナーのDaiさんのオフィスでデヴィッド・リンチ短編集上映会を開いた時、
(上映会と言っても、お菓子食べてワイン&お茶飲みながらダラダラDVD観るだけ)
リンチの『ロスト・ハイウェイ』(96)繋がりでルー・リード死去の話題になり、
亡きルー・リードを偲んで急遽ライブ動画鑑賞会へとなだれ込みました。

Daiさんはヴェルヴェット・アンダーグラウンド(以下VU)に並々ならぬ思い入れがある方なのですが、
かくいう自分はというとVUのアルバムもリードのソロ作もほとんど持っておらず、
それでもルー・リードの曲は結構好きという、
熱狂的なリード愛好家からすれば「邪道」なリスナーだったりします。

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