ハンス・ジマーの事だから、きっと壮大な音楽なんだろうなーとは思っていたし、
去年の10月頃にベテラン音楽監督のボブさんから、
「いまハンスが隣で曲を作っとるんだが、
今度の『マン・オブ・スティール』(13)の音楽は本当にグレイトだぞ!」
…というようなメールを貰っていたので、期待値は上がる一方だったのですが、
実際にサントラを聴いてみたら確かにスゴかった。いろんな意味で。
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これはこれでアリではないかと思う 『コズモポリス』
どちらかというと苦手なのに、つい観てしまうもの。
それはデヴィッド・クローネンバーグの映画。
自分はクローネンバーグ映画で好きな作品もあるけれども、
それ以上に苦手な作品も多かったりもするので、
今回の『コズモポリス』(12)は果たしてどっちだろうなーと、
期待と不安が入り交じった状態で本編を鑑賞しました。
ちなみに、
好き→『デッドゾーン』(83)、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(05)、『イースタン・プロミス』(07)
苦手→『クラッシュ』(96)、『スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする』(02)
…という感じ。まだまだ甘ちゃんですね…。
『コズモポリス』は決して面白い話とは言えませんが、
クローネンバーグらしさという点で言えば「これはこれでアリ」だったのではないかと。
エリック(ロバート・パティンソン)がボディーガードのトーヴァル(ケヴィン・デュランド)を唐突にアレする所とか、
ベノ・レヴィン(ポール・ジアマッティ)の粘液質なキャラとか、
「不均衡(=左右非対称)」に固執する後半のストーリー展開などは、
特にクローネンバーグ度の高い要素だったような気がします。
Brian Tylerによる映画『Now You See Me』テーマ曲のPV
ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、メラニー・ロラン、
マーク・ラファロ、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、アイラ・フィッシャーほか、
豪華キャストが勢揃いしたマジシャン銀行強盗映画『Now You See Me』(13)。
日本でも『グランド・イリュージョン』の邦題で10月公開予定らしいですが、
ブライアン・タイラー作曲のメインテーマのPVがYouTubeにアップされてました。
※2016年9月3日追記:
『グランド・イリュージョン』続編のブログ記事はコチラ(↓)です。
シンフォニックでグルーヴィー。
ブライアン・タイラーが『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』で目指した曲作りとは?
https://www.marigold-mu.net/blog/archives/7995
それにしても毎度の事ながら、イカすPVを作ってくれますなー。
(タイラー本人もイケメンの自覚があるのだろうか?)
ドラムスティックのトリックなど、さりげなく映画を意識してるあたりがニクい。
そしてラモーンズのTシャツを着ているあたりもニクい。
先日の『アイアンマン3』(13)の音楽でグッと評価を上げたタイラーさんですが、
今回もいい感じのスコアを書いてくれていそうです。期待大。
Mychael Danna & Jeff Danna『A Celtic Romance』好評発売中!
『L.A.ギャングストーリー』の音楽
というわけで前回の続き。
『L.A.ギャングストーリー』(12)の音楽についてでございます。
この作品、当初は音楽担当がカーター・バーウェルとアナウンスされていたのですが、最終的には『トランスフォーマー』シリーズでおなじみのリモート・コントロール(以下RC)所属アーティスト、スティーヴ・ジャブロンスキーがスコアを手掛けました。
マイケル・ダナ名作選 / アトランティスのこころ (2001)
『ケルティック・ロマンス』のアーティスト、マイケル・ダナ&ジェフ・ダナのフィルモグラフィーを振り返る不定期連載企画。ちょっとご無沙汰してました。
現在、スティーヴン・キングの新刊『ビッグ・ドライバー』を読んでいるところなので、今回はキング作品繋がりで『アトランティスのこころ』(01)をご紹介したいと思います。
この映画が公開された頃は、確か「『スタンド・バイ・ミー』(86)の二番煎じ」みたいな言い方をされて不当に評価が低かった記憶があります。確かに「少年時代の親友の死を知った主人公が、当時の事を回想する」という導入部は似てますが、だからと言ってその批評はあんまりではないかと。僕個人としては『スタンド・バイ・ミー』よりも好きな作品です。