『オズ はじまりの戦い』国内盤サントラ用に書いた解説原稿が映画のパンフに載ってます、という話。

先週末に『オズ はじまりの戦い』(13)を2D・字幕版で鑑賞しました。
映画本編の批評は他の方にお任せするとして、ここでは音楽について数回に分けて書かせて頂こうと思います。

この映画のサントラ盤は当初デジタル版ではなく、ちゃんとCDプレスの国内盤の発売予定がありました。
ギリギリまでCDリリースでの発売スケジュールも組まれていましたし、何より自分がライナーノーツを担当することになっており、原稿の執筆依頼も頂いておりましたので

しかしながら本国のWalt Disney Recordsの方で「CDプレス版はIntradaの専売のみ」というような販売形態に変更したため、諸外国ではCDプレス版を出したくても出せなくなってしまったようなのです。まぁ「CDで出るだけマシ」と考えられなくもないのですが。

Oz The great and Powerful (Original Motion Picture Soundtrack) – amazon music

ライナーノーツを書くにあたって、年末に運良くダニー・エルフマン本人と、長年ダニーさんと仕事をしてきた音楽スーパーバイザー/ミュージック・エディターのボブさんから少し話が聞けたので、それを元に原稿を書き進めていたのですが、初稿が書き上がった頃にまさかのCD発売中止の知らせが。
「そりゃないよ…」と絶望的な気分になったのですが、エイベックスとディズニーの担当さんが気を遣って下さいまして、ライナーノーツ用に書いた原稿を映画の劇場用プログラム(=パンフレット)のコラムとして使ってもらえるよう働きかけてくれたのでした。

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『Enjoy The Ride+Master Plan』製作ノート(その1)

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『ケルティック・ロマンス』の朗読劇イベントも無事終わったので、そろそろ3/27発売のエリオット・ルイスのニューアルバム『エンジョイ・ザ・ライド+マスタープラン』をブログでもPRしていかないといけない時期になって参りました。

既に何人かの人には買って聴いてもらっていたりしているのですが、そもそも何で今回2枚組になったのかという事など、いろいろお話したい事もありますので、何回かに分けてブログで書いていこうかなーと考えております。

まずは今回のジャケット写真について書かせて頂きたいと思います。

今回のエリオットさんのアルバムのタイトルは『Enjoy The Ride』という事で、ジャケットの方も”Ride”という言葉を意識して車をフィーチャーした写真になっています。多分これ(フォード・サンダーバード)はエリオットさんの愛車でしょう。

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朗読劇『ケルティック・ロマンス』を終えて

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3/16(土)に坐カフェさんで『朗読劇ケルティック・ロマンス リーアディンとクーラザーの伝説』を上演して参りました。

当日は午後4時近くになったら急に雨が降り出したり、事故の影響で道路が渋滞していたらしかったり、自分も朝から花粉症の症状がものすごくヒドかったり、これから一体どうなるのかしらといった感じでした。

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マルコさんの音楽は頑張っていたと思う『ダイ・ハード/ラスト・デイ』

a good day to die hard

先月末、巷であまり評判のよろしくない『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(13)を観て参りました。

自分は『ダイ・ハード4.0』(07)のサントラ盤のライナーノーツを書かせて頂いた身ですし、その時に作曲家のマルコ・ベルトラミ(以下マルコさん)ともやり取りした思い出もありますので、せっかくマルコさんが前作に続いて音楽を手掛けたのに、ムゲにスルーのもいかがなものかと思い、わざわざ映画館まで観に行った次第です。

さてその映画の感想はと申しますと、
ひとことで言えば「雑」な映画だったかな、と…。

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HGUC ローゼン・ズールを塗ってもらって組み立てた

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2回続けて書くほどのネタでもないのですが、せっかくなので書きます。

先日「成形色がおかしい」と嘆いていたHGUCローゼン・ズールですが、
よほどその話をした時のワタクシの顔が哀れっぽかったのか、
デザイナー兼プロモデラーのDaiさんが「もし何でしたら当方で塗って差し上げますが」と言って下さいました。
我ながら他力本願も甚だしいと思ったものの、
自分の塗装スキルでは手に余る代物なので、有難くお言葉に甘える事に。

とはいえお仕事が忙しい中、全塗装をお願いするのはさすがに申し訳ないので、
問題のあずき色のパーツだけ塗装をお願いしました。
Daiさん的には「設定色より濃くなっている薄紫のパーツと調和するような濃紫色」というコンセプトで色を調節されたとか。

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