エリック・セラの来日公演に行ってきました。

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先日ちょっとお休みを頂きまして、
Bunkamuraオーチャードホールで行われたエリック・セラの来日公演に行ってきました。

ダニー・エルフマンは今年も来日コンサートをやってくれるけど、
ハンス・ジマーやブライアン・タイラーの来日公演すらなかなか実現しない現状で、
エリック・セラのライヴを日本で観られることになるとは…。
それだけでも非常に感慨深いものがありますね。

 

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『ジェイソン・ボーン』のサントラ盤が届いたので聴いてみた

jasonbourne

映画の日本公開は10月ですが、
タワレコから『ジェイソン・ボーン』(16)のサントラ盤が届いたので早速聴いてみました。

監督・共同脚本はポール・グリーングラス。
グリーングラスとマット・デイモンが製作にも名を連ね、
製作総指揮にはダグ・リーマンの名前も。
撮影監督のバリー・アクロイド、
編集兼脚本のクリストファー・ラウズもグリーングラス作品の常連スタッフ。
音楽もジョン・パウエルが戻ってきました。

ただし今回はジョン・パウエルとデヴィッド・バックリーの共同クレジット。
バックリーはハリー・グレッグソン=ウィリアムズと『ナンバー23』(07)や『ザ・タウン』(10)などで仕事して、
ソロ作品では『ドラゴン・キングダム』(08)や『パリより愛をこめて』(10)、『PARKER/パーカー』(13)などを代表作に持つ作曲家。
バックリーの加入で、『ジェイソン・ボーン』の音楽は過去作品とどう変わったのかが注目ポイントだったわけですが、
ワタクシがサントラを聴いた感じでは「電子音率がやや高くなった」という印象を受けました。

 

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ある意味、来日公演記念盤。『ベスト・オブ・エリック・セラ』

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先日、某サントラ盤の仕事でランブリング・レコーズさんの製作の方とご一緒したのですが、
「今月エリック・セラの来日公演がありますね~。ワタクシ観に行く予定なんですよ~」…と話を切り出したところ、
ちょうどその来日公演のタイミングでセラのベスト盤をリリースすることにしたそうで、
ありがたいことに後日ランブリングさんからそのベスト盤を頂いてしまいました。
これは嬉しいプレゼントでしたねー。

 

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あの「20世紀フォックス映画 75周年記念盤」がDSDリマスタリングで再登場しましたの巻

20thcenturyfox

映画会社20世紀フォックスの75周年を記念して、2010年にVarese Sarabandeからリリースされた3枚組の企画盤、「20th Century FOX: 75 Years of Great Film Music」。
先日ランブリング・レコーズさんから国内盤がリリースされました。
75周年からさらに6年経っての国内盤リリースなので、ある意味80周年記念盤という感じでもありますね(正確には81周年ですが細かいことは気にしない)。

日本サントラレーベルの良心・ランブリング・レコーズさんですから、もちろん輸入盤にオビをつけただけの再発売なんてものではありません。
「サウンドトラック傑作選50」や「サウンドトラック名作選35」でおなじみになった、DSDリマスタリングによる音質向上を行っているのです。
ディスク3枚組で3,000円(+税)だから、1枚1,000円。
ディスク1枚に20曲前後収録しているので、1曲50円の計算になりますね。
しかもリマスター音源。なかなかのお得感ではないでしょうか。

…で、国内盤をリリースするからということで、先方からワタクシにライナーノーツの執筆依頼が来まして、僭越ながらあれやこれやと音楽紹介/作曲家紹介を書かせて頂きました。

 

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ジェフ・ダナ名作選/『O(オー)』(2001)

O

弊社リリース作品『ケルティック・ロマンス』の作曲家、
マイケル・ダナ&ジェフ・ダナが手掛けた映画音楽作品を紹介する不定期連載企画。
このネタの投稿がご無沙汰してしまいましたが、
WOWOWシネマのシェイクスピア没後400年特集で、
ジェフ・ダナが音楽を担当した『O(オー)』(01)を放送するということで、
ちょうどいいタイミングだったので『O』の音楽について書かせて頂きます。

 

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