『47RONIN』で「投げっぱなし」と言われているあの伏線を検証する

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まだまだ『47RONIN』(13)の話が続きます。
「いい加減飽きた」という声も聞こえてきますが、
もうしばらくお付き合い下さい。

この映画、予算超過とか追加撮影とかいろいろゴタゴタしたらしいのですが、
これが監督デビュー作だったカール・リンシュも、さぞかし大変だった事でしょう。
『トロピック・サンダー 史上最低の作戦』(08)でスティーブ・クーガンが演じていた、
新人映画監督デミアン・コックバーンみたいな状況だったのではないかと。

まぁ、あのデヴィッド・フィンチャーですら、
監督デビュー作の『エイリアン3』(92)で修羅場を経験したわけですから、
リンシュも今回のゴタゴタにメゲずに頑張って頂きたいところです。
映像センスは確かなものを持っていると思うので。

今回は映画を観た人の中で「伏線投げっぱなし」と批判されている、
あの「天狗の刀」について自分なりに検証して書いてみようかなと。

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