CIAの凄腕暗殺者ジェイソン・ボーンを巡る一連の騒動は、
前作『ボーン・アルティメイタム』(07)で一応完結。
ポール・グリーングラスは「もうこのシリーズの監督はしない」と言い、
マット・デイモンは「ポールが登板しないなら自分も出演する事はないだろう」と言い、
製作総指揮のダグ・リーマンもシリーズから離れたわけですが、
それでも「このシリーズはまだ稼げるから続編作るぜ!」ってな感じで「番外編的続編」を作ってしまうあたり、さすがハリウッドですな。
いい意味でも悪い意味でも…というか、どっちかというと悪い意味で。
ま、フランク・マーシャルといえばやり手のプロデューサーですからね。
自作のクオリティを守るため、スタジオとケンカしまくった面倒くさいリーマン(フランカ・ポテンテの起用を巡ってモメたりもしたらしい)もいなくなったし、シリーズの脚本家トニー・ギルロイに監督させて、自分の作りたいように作るぜーと思った事でしょう。
そんなわけで、これでもかなり期待して『ボーン・レガシー』(12)を観に行ってきました。