DRIVE – ドライヴ(音楽について)

drive

映画を観た人の中から、「サントラは出てないんですか?」という問い合わせが殺到している(らしい)『ドライヴ』(11)の音楽。確かに秀逸なサウンドトラックでした。

『ドライヴ』公式Twitterの人によると、サントラ盤は「権利問題で日本盤は無し」なのだとか(輸入盤とiTunesで入手可能)。音楽が話題になってる映画に限ってこういう状況とは、何とも勿体ない話。

権利の詳細は分かりませんが、そもそもLakeshore Recordsは日本のレコード会社とリリース契約してないから、これまでもLakeshoreのサントラはリリースされてなかったもんなぁ(どういうわけか『モンスター vs エイリアン』(09)だけはEMIから国内盤が出てたけど)。

で、今回のサウンドトラック。「レフン監督からの80年代ネオン・ノワール映画への解答」という感じで、ジョルジオ・モロダー的エレクトロ・ポップが実に巧い使われ方をしてました。

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WEBサイトリニューアル&新作タイトルリリースのお知らせ

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昨日、レーベルのホームページをリニューアルしました。

https://www.marigold-mu.net/

おかげさまで2007年のレーベル設立から今年で5年目。契約アーティストの数も増えてきて、やっとトップページにアーティスト写真が使えるようになりました。

レーベルサイトに関しては、去年の3月くらいにもチャーリーさん、エリオットさん、ジェリコさんの3人の写真をトップページに使ってリニューアルしてみようかなーと考えていたのですが、震災のゴタゴタで今日の今日まで棚上げ状態になっていたのです。

さりげなくアーティストが1組増えているわけですが、そこでもうひとつお知らせ。5/15にマイケル・ダナ&ジェフ・ダナの名盤『ケルティック・ロマンス』をうちのレーベルからリイシュー致します。

『ケルティック・ロマンス』はもともと1998年にリリースされたアルバムだったのですが、長らく廃盤状態が続いておりまして、その旨マイケル&ジェフに話してみたところ「それじゃあリイシューしてみる?」という事になりました。それが去年の12月頃の話。

で、昨年末から3月ぐらいまで『ケルティック・ロマンス』の製作作業をコツコツ進めておりました。リイシューだから今回は簡単に行くかな?と思ったのですが、これがなかなか手間のかかる作業でございました。「ホントにアルバム完成するのか?」と思ったほど。

そのあたりの経緯については後日改めて書かせて頂くとして、まずはリリースのお知らせまで。早く『ケルティック・ロマンス』が聞きたいからといって、この時期amazonで1万円オーバーで出品されているアルバム(旧譜)を買うのは正直お金が勿体ないので、国内盤の発売までもうしばらくお待ち下さい。

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DRIVE – ドライヴ(映画について)

前評判が高くて楽しみにしていた『ドライヴ』(11)を観てきた。
いやー最高に見応えのある映画でございました。

『ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー』(81)とか『マイアミ・バイス』(84-90)とか『アメリカン・ジゴロ』(80)とか『スカーフェイス』(83)とか、80年代クライムドラマ(ネオン・ノワールという総称らしい)を愛好する人にはたまらん内容です。

映画開始直後のカーチェイスから引き込まれる。むやみに街中を暴走したり車をクラッシュさせたりするのではなく、警察の目を逃れて目立たぬよう、気づかれぬよう”依頼人”を逃走させるドライバーの仕事っぷりがシビれる。タクティカル・ゲッタウェイ・ドライブとでも言うべきか。

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BRAKE (music by Brian Tyler)

スティーヴン・ドーフ扮するシークレット・サービスが”ある理由”により何者かに拉致られて、車のトランクに閉じこめられたまま執拗に拷問を受けるというシチュエーション・スリラー。

まぁひとことで申しますと『[リミット]』(10)みたいな映画でしょうか。
予告編を見ると、回想シーンで屋外のシーンも多少挿入されるみたいですが。
うまく作ってあれば面白いスリラーに仕上がっているはず。

音楽は『ワイルド・スピードMEGA MAX』のブライアン・タイラー。
主人公が車の中に閉じこめられるって事で、音楽もひと工夫してあります。

ブライアンの愛車コルベット(しかも赤。まさにリトル・レッド・コルベット)のエンジンを叩く音とかスイッチをひねる音とかサイドブレーキを引く音をサンプリングして、パーカッション代わりに使うというイカすスコアを作曲してます。

面白すぎ。僕はこのミュージック・ビデオを見て即サントラ盤を購入してしまいました。
Brian rocks!!

映画も5/19日本公開予定との事。こりゃ楽しみですねー。

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THE NEXT THREE DAYS / すべて彼女のために

the next three days

オリジナルのフランス映画『すべて彼女のために (Pour Elle)』(08)が上映時間96分なのに対して、リメイク版の『スリーデイズ』(10)は134分。

この時点で何だか嫌な予感はしたのですが、本編を観てみたら、やっぱりこれはオリジナル版の方がよく出来てるなー、という印象でした。

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