クリフ・マルティネスの音楽が好きすぎて、『ネオン・デーモン』本編への期待値が上がってしまう人のお話

the neon demon

ニコラス・ウィンディング・レフン監督最新作、
『ネオン・デーモン』が今日から劇場公開とのこと。
とはいえ仙台は2/25から公開なので、
当面はサントラ盤を聴きながら待機ということになりそうです。。

ワタクシ、クリフ・マルティネスの音楽が大好きなので、
『ネオン・デーモン』のサントラ盤も予約注文して即購入したのですが、
ダークできらびやかなアンビエント・ミュージックの世界にメロメロでございます。
Sweet Tempestの”Mine”、
Julian Windingの”Demon Dance”、
SIAの”Waving Goodbye”の挿入曲3曲も妖しい感じで最高。

レフン監督の前作『オンリー・ゴッド』で痛い目を見たので、
(映画を観た日の夜にチャンさんが夢に出てきてうなされたのです…)
過度な期待は禁物だと分かってはいるのだけれども、
サントラを聴いていると『ネオン・デーモン』への期待値が上がってしまう。
いけねぇなぁ。

 

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先週買ったサントラ盤/『Nocturnal Animals』

korzeniowski

トム・フォード監督最新作、
『Nocturnal Animals』(16)のサントラ盤を購入。
音楽は『シングルマン』(09)でもタッグを組んだアベル・コジェニオウスキ。

ワタクシ『シングルマン』のコジェニオウスキの音楽が好きだったので、
今回も”作曲家買い”で映画本編を観る前にサントラをオーダーしました。

 

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『リーサル・ウェポン』のCD8枚組ボックスセットのサントラ盤

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年末年始の映画チャンネルの定番企画といえば、何と言ってもシリーズ一挙放送。

『ワイルド・スピード』から『バットマン』、『エクスペンダブルズ』に『スター・ウォーズ』と、まぁどの局もいろんなシリーズものを出して参りましたが、個人的にはザ・シネマの『リーサル・ウェポン』一挙放送がなかなか嬉しかったり。

こういう「観ようと思えばいつでも観られるシリーズもの」というのは、「ま、そのうち観ればいいや」と先送りしてしまいがちなので、こういう風に年末年始にまとめてドカンと放送してもらえると、「せっかくだからちょっと観ようかな」と”その気”にさせてもらえるんですね。

で、『リーサル・ウェポン』といえば、ワタクシ3年ちょっと前にLa-La Land Recordsから発売になったサントラ盤のボックスセットを買いまして、そのことをブログでも書かせて頂いたつもりだったのですが、どうやらワタクシの勘違いだったようで、過去の投稿を遡っても何も書いていなかったので、改めて製品をご紹介させて頂きます。

 

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『男と女』、そしてピエール・バルー氏の思い出

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2016年は有名ミュージシャンの訃報が続いた年でしたが、
年の瀬になってピエール・バルー氏の訃報まで聞くことになるとは…。

先日チネ・ラヴィータで『男と女』(66)のデジタル・リマスター版を観て、
「ああ、やっぱりこの映画はいいなぁ」と余韻に浸っていただけに、
この知らせはショックが大きすぎますね…。

 

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2016年のごく私的サントラ・トップ10を選んだら、原稿締め切り日の朝みたいになっちまったの巻

今年も残すところあと僅かということで、
サントラブログの締めくくり的なネタを投稿させて頂きたいと思います。
なおブログタイトルの元ネタは、ボビー・ギレスピー選曲のコンピ盤のアレです。

映画音楽ライターであるところのワタクシが選ぶ、
ごく私的な音楽のよかった今年の映画(=サントラ盤)10選ということで、
「今年」というのをどう定義すべきか毎年悩むのですが、
「2016年に日本で公開になった映画」
…とさせて頂きたいと思います。
それゆえ海外では2015年公開だった作品が入っていたり、
逆に海外では今年公開されたけど、
日本では来年公開の映画は入っていなかったりしますが、
その点は何卒ご了承下さい。

 

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