個人的に思い出に残っているデヴィッド・ボウイの映画主題歌・挿入歌10選

david bowie

年末年始にちょっと時間があったので、
『グランド・セフト・オート サンアンドレアス』サントラ盤の補完作業をしていました。
前々からやろう、やろうと思っていたのですが、
面倒くさくて放置したままだったんですよね…。

で、まずはクラシック・ロック専門局「K-DST」のサントラを補完しようと思い、
iTunesやCDレンタルを駆使して、
TOTOのHold The Lineやトム・ペティのRunning Down A Dream、
ビリー・アイドルのWhite Weddingなどをせっせとコレクトしていったのですが、
その際にデヴィッド・ボウイのSomebody Up There Likes Meを久々に聴きまして、
改めてこの曲の良さを実感したのでした。

こんな作業をしてマッタリと新年を迎えた矢先に、
デヴィッド・ボウイの訃報を聞くことになるとは…。

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ビル・コンティのあのメロディー、使ってます!『クリード チャンプを継ぐ男』のオリジナル・スコア

creed

2015年最後に劇場で観た映画は『クリード チャンプを継ぐ男』(15)でした。
映画を観る前に「リアルサウンド映画部」というサイトのレビューを読んだのですが、

http://realsound.jp/movie/2015/11/post-477.html

権利関係の問題からだろうか、
本作ではあのビル・コンティの音楽が鳴らない。
(中略)
観る前にそのことを知ると、
おそらく誰もが「ビル・コンティの音楽がない『ロッキー』なんて」と思うだろうが、
それにもかかわらず、ここにはオリジナルに比肩する感動がある。

…と書かれてあって、
ああ、やっぱり監督・脚本がスタローンじゃなくなって、
主役が若い黒人青年(アポロの息子)になると、
音楽もヒップホップ推しになってしまうんだなぁと思ったのですが、
いざ映画本編を観てみたら……

ビル・コンティの音楽、
ちゃんと鳴ってるじゃないですか!

しかも、
“Gonna Fly Now (Theme From ROCKY)”と、

“Going The Distance”の2曲。

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ワタクシが選ぶ今後要注目&新進気鋭の映画音楽家トップ5

clyde

新年あけましておめでとうございます。
本年も弊社を何卒よろしくお願い致します。

…というわけで昨年末のネタの続きです。
前回は2015年のごく私的ベスト・フィルムスコアを10作品リストアップしましたが、
今回はFilm Music Magazineで言うところの”The Composers to Watch”、
いわゆる「注目すべき新進気鋭のアーティスト」のお話です。

まぁ「新進気鋭」の定義がすごく曖昧ではあるのですが、
ざっくり定義づけをさせて頂くならば、
「日本のサントラファンにまだ名前をよく知られていない」けど、
「その実力は折り紙つき(だと思う)」作曲家ということで、
個人的に注目している人をリストアップさせて頂きました。

 

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ワタクシが選ぶ2015年のごく私的ベスト・フィルムスコア10選

shaun the sheep

ワタクシはレーベル業と並行して映画音楽解説も生業としておりますので、
先日のFilm Music Magazineのように、
今年のベスト・フィルムスコアを10タイトルと、
注目すべきニューカマーの作曲家を選出してみました。

なお「日本で今年劇場公開(もしくはDVD/ブルーレイリリース)になった作品」が対象なので、
中には製作年が2015年以前の映画もありますが、その点はご了承下さい。

 

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Film Music Magazineが選ぶ2015年のベスト・フィルムスコア10選

chappie

映画音楽専門誌…というか、
映画音楽情報サイトのFilm Music Magazineが、
今年のベスト・フィルムスコアを10タイトルと、
The Runners-Upの作品を10タイトル、
注目すべきニューカマーの作曲家を選出していました。

http://www.filmmusicmag.com/?p=15503

専門サイトの作品選びというのは往々にして過度にマニアックだったり、
映画音楽通を気取った感じのものだったりもするのですが、
ここのサイトのトップ10はサントラビギナーにも優しい作品が並んでいて、
ワタクシの感覚とも割と合ってるセレクトになってましたねー。

 

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