『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のサントラがちゃんと2種類リリースされている件。

先週末に『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(19)を観に行ったのですが、タイラー・ベイツのアゲアゲなギターロック・スコアがなかなかいい感じでした。

で、先日リリースされたサントラ(挿入歌を収録したコンピアルバム)にベイツさんのスコアがメドレー形式で1曲収録されていて、
「ベイツさんのスコアだけをアルバムでガッツリ聴きたいな~」と思っていたのですが、映画公開初日にベイツさんのスコアアルバムもちゃんとリリースされました。
もちろん即買いしましたよ。

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』サウンドトラックアルバム(ソングコンピレーション):amazon
『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』スコアアルバム:amazon

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サブ機のデジカメとしてCanon PowerShot SX620 HSを買いました。

ワタクシ去年の1月にNikon COOLPIX A900を買いまして、
性能的にも申し分なく愛用させて頂いております。
しかし普段持ち歩くにはちょっと重いかな…という感じだったので、
もっと気軽に使えて重量的にも軽いカメラがもう1台あるといいなと思い、
サブ機として使うカメラを購入しました。

で、今回選ばせて頂いたのがCanon PowerShot SX620 HSでした。

今回カメラ選びの際に検討したのが、

1. 軽さ(300g未満。200g以下だといいよねーという感じ)
2. 画素数とかISO感度がCOOLPIX A900とあまり変わらないもの
3. マクロモードに手動で切り替え可能なもの
4. アクセサリー込みで30,000円前後で収まるもの
5. カメラにお任せで暗い場所でもキレイに撮ってくれるやつ

…とまぁこんな感じでした。

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作曲家ハリー・グレッグソン=ウィリアムズの魅力が凝縮された 『ブレス あの波の向こうへ』のメロディックな音楽

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『ブレス あの波の向こうへ』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

音楽はハリー・グレッグソン=ウィリアムズ(以下HGWと略)。
『イコライザー』(14)、『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』(16)に続いてのライナーノーツのお仕事だったので、
90年代後半からのHGWマニアのワタクシとしては大変嬉しいお仕事でした。

大作映画への登板が多いHGWが、
低予算のオーストラリア映画に招聘されるというのはちょっと意外でしたが、
このへんの経緯についてはライナーノーツの中で自分なりに考察してみたので、詳しくは拙稿をご覧頂ければと思います。

さてHGWといえばハンス・ジマー主宰の「メディア・ベンチャーズ(現リモート・コントロール・プロダクションズ)」出身の作曲家として知られておりますが、現在は自分のスタジオを持っているようなので、おそらくRCPからは独立しているのではないかと。
ちなみにHGWと同じ時期にRCP入りした『ヒクドラ』シリーズの作曲家ジョン・パウエルも今は独立してます。

HGWは90年代後半~2000年代前半あたりに「ジマーさんインスパイア系」の音楽を聴かせていたけれども、一時期から音楽の傾向が少し変わってきて、たぶんRCPから独立したのもその頃なんじゃないかなと思います。

 

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『ブレス あの波の向こうへ』のサントラがCDリリースになるのは日本だけの模様。ジャケ写も日本独自仕様です。

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『ブレス あの波の向こうへ』(17)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。
音楽は本作に先駆けて『MEG ザ・モンスター』(18)で海洋映画のスコアを作曲していたハリー・グレッグソン=ウィリアムズ(以下HGWと略)。

本題に入る前に、
先日twitterでもちょっとお知らせしたことなのですが、
結構重要な情報だと思うので、
ブログでも改めて書かせて頂きます。

この『ブレス あの波の向こうへ』のサントラですが、
本国(=海外のことですね)ではダウンロード版のみのリリースのようでして、
ジャケ写も海原をフィーチャーした地味な感じのものになってます。
デジタルブックレットも付属しない模様。

でも日本盤はちゃんとCDリリースされる上に、
ジャケ写も日本版ポスター準拠のサンドー(サイモン・ベイカー)、パイクレット(サムソン・コールター)、ルーニー(ベン・スペンス)が三人並んで写っているデザイン。
ブックレットは4ページですが、
サイモン・ベイカーが柔和な笑顔を浮かべている実に”サイモン様らしい”写真もあるし、
エリザベス・デビッキがアンニュイな魅力を振りまいている写真もある。
ルーニーも一番イケメンに見えた角度で写ってるし、
パイクレットもハンサム君に写ってます。
そして海外版のジャケ写もバックインレイ(CDトレイの裏)にしっかり使われているという。
どう見ても海外版サントラより充実した内容になってます。

 

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『さらば愛しきアウトロー』でロバート・レッドフォードが体現するアウトローの美学、そして挿入歌”Blues Run The Game”の歌詞について

ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、
『さらば愛しきアウトロー』(18)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂きました。

そして先日BANGER!!!でこんなコラムを書かせて頂きました。

意思は貫くが、運命には逆らわない レッドフォード流“アウトローの美学”と“ジャズ”『さらば愛しきアウトロー』 | BANGER!!!
https://www.banger.jp/movie/13646/

 

「自分の意思は貫くが、運命には逆らわない」とはどういうことか?…ということで、BANGER!!!のコラムでは字数の都合で書けなかったことを、ブログでもう少し補足させて頂こうかなと思った次第です。

前回のブログで「我が家は母子二代にわたるレッドフォードのファン」ということを書きましたが、
ちょうどコラム原稿を書いていた週に実家に帰る機会があったので、原稿の構想を練る意味も兼ねて熱いレッドフォード談義を交わしたのでありました。

 

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